2023年7月26日にタイで発表された新型『トライトン』。2017年に発売され大人気となったハイラックスに引き続き、今度は三菱からもピックアップが発売されることとなりました。
とゆうことで今回は、発表されたてで話題となっている新型トライトンの現時点で分かっている情報をまとめていきたいと思います。
トライトンの歴史
その源流は1978年に発売された「三菱フォルテ」にあります。その後継である「ストラーダ」が1991年から1999年まで国内で販売。
さらにそれを継ぐ形で2005年、タイにおいて『トライトン』が登場しました。その翌年から『トライトン』は国内で発売開始。
国内で発売されたのは、V型6気筒ガソリンエンジン、4速AT、ダブルキャブ仕様だけでした。
2004年のハイラックス以来の新型ピックアップでしたが、微妙なグレードが1種類だったのと三菱のリコール問題が重なり、販売台数は振るわず2011年に国内販売が終了してしまいました。
海外での活躍
ハイラックスやダットサンの大きな影に隠れ、国内での認知度はあまり高くないトライトンですが、海外では長年活躍しています。
日本では残念ながら成功したとは言えなかった1代目トライトンはフルモデルチェンジされ、2014年から2代目トライトンが登場します。
従来の走行性能を維持したまま、快適性も向上され、タイをはじめとし100か国以上に展開。世界中の悪路を走り抜けてきました。
新型トライトン
そして今回発表されたのが3代目となるトライトン。随所に多くの変更が見られ、日本での発売も決定しているのだというのだからワクワクしてきます。
それでは順番に新型トライトンの使用などを見ていきたいと思います。
キャビンの種類
歴代同様に今回も3種類のボディタイプが用意されています。
一つ目は1列シートのベーシックなシングルキャブモデル。
荷台スペースが広く、荷物などを運ぶのに特化したモデルです。
二つ目は、SUVの快適性とトラックの実用性を兼ね備えた2列シートのダブルキャブモデル。
後列のスペースもあり、しっかりした座席なので家族ユースでも活躍しそうです。
最後は、フロントシート後部にスペースを設けたクラブキャブモデル。
濡らしてくないものの収納やリクライニングなど、荷台の広さを確保しながらも快適性を向上させています。
パワートレーン・ミッション
採用されたエンジンは、新開発の4N16型エンジンです。2.4Ⅼ直列4気筒のディーゼルエンジンで、これにターボが加わります。
前回はガソリンエンジンでしたので、よりパワフルなディーゼルとなったのはとてもうれしいですね。
出力は用途に応じて、110kw、135kw、150kwの3種類を用意しています。標準仕様は135kw(約180馬力)・最大トルク430N・mと110kw(約150馬力)・最大トルク330N・mの仕様となるようです。
またうれしいことに、エンジンのドレンボルトの位置が変更されたことで、アンダーカバーを外さずにオイル交換が可能となりました。
トランスミッションはスポーツモード付6速ATと6速マニュアルを設定しています。
駆動系
4WDモードは走行中にダイヤル式で変更可能で、前40%後60%で駆動力を配分しています。またトルク感応式LSDとブレーキ制御のアクティブLSDも装備し、スーパーセレクト4WD-IIと、イージーセレクト4WDも引き続き採用しています。
またスーパーセレクト4WD-II搭載車は、アクティブヨーコントロール(AYC)なるものを搭載。旋回時に内側の車輪へ軽くブレーキをかけることで、旋回性を向上させています。
さらに4WDモードは、ALL/2H/4H/4Lc/4LLcの5種類から選択可能で、幅広い路面状況に対応できます。
フレーム・ボディ
フレームは従来からのラダーフレーム方式を採用し、走破性を確保。
ただそのラダーフレーム自体は新設計されたもので、従来型から断面積を65%増やし、曲げ剛性60%、ねじり剛性40%の強化を実現。
その一方で、通常の鉄より強度の高い高張力版の採用比率を大幅に上げることで、重量増加を抑え乗り心地と堅牢性の両方を高めています。
またボディにおいても、1180Mpaの超高張力版の採用により、従来車からの軽量化を図っているようです。
足回り
フロントサスペンションは前モデルからのダブルウィッシュボーンを踏襲しています。サスペンション方式は同じですが、それ自体は新開発で、ストロークが20㎜増加し接地性が向上。
リアサスペンションはリーフスプリングを採用。強度はそのままに軽量化され、大径化されたショックアブソーバーも相まって、乗り心地は乗用車並みというほどらしいです。
デザイン
フロントのデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」は2代目同様踏襲していますが、グリルは刷新されヘッドライトは3連プロジェクター式となっています。
また水平基調のデザインにより、運転席からの見切りはよく運転しやすいものとなっている一方、シャープなブリスターフェンダーも相まって存在感もあります。
内装に関しても統一して水平基調が取り入れられており、車体姿勢をつかみやすく、視認性のいい計器類や、手袋をしたままでも操作可能というスイッチ類など、非常に実用的となっています。
またアクセサリーパーツも豊富で、プロテクター類から、ドレスアップ用まで広くラインアップされています。
国内導入は?
現時点での導入予定は、ダブルキャブとなっており、ほぼ同サイズのハイラックスと同差別化を図るのか気になるところです。
また、パワートレーンはマニュアルトランスミッションなどの情報はあまりなく今後の発表に期待となります。
発売時期は2024年初頭と予定されています。今からワクワクして待ちきれないですね!
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