【外車・輸入車のオイル交換は自分でできる?お店に頼む?】国産車との違いや注意点など

クルマのこと

車に乗る以上、避けては通れないのがオイル交換。それは国産車に限らず、輸入車に関しても言えることです。

オイル交換は、ディーラーやカー用品店などで行えますが、交換費用を節約するために自分でオイル交換を行う方法もあります

しかし、国産車でしたらネットにも多く情報があり手を出しやすいですが、輸入車はどうでしょうか。
国産車とは作りが違ったり、使うオイルが違ったり、ネットにも情報多くありません。

そこで今回は、輸入車のオイル交換は自分でできるのか?について説明していきたいと思います。

オイル交換の必要性

そもそもなぜオイル交換が必要なのか。まず、車のエンジンオイルには主に5つの役割があります。

1・潤滑(ピストンやカムシャフトなどの内部をスムーズに動かす)
2・密封(ピストン周辺の隙間を埋めエンジン内の圧縮を高める)
3・冷却(エンジンの熱を奪い循環することで冷却する)
4・清浄(エンジン内部を循環する際に汚れを洗浄する)
5・防錆(油膜が部品を覆うことで錆を防ぐ)

このような役割がある中で、エンジンオイルを交換せず古いまま使っていると、汚れをため込み燃費が悪化したり、潤滑性が悪くなりエンジンを損傷する可能性があります。

そうならないためにも、定期的に走行距離や交換した時期を見てオイルを新しいものにする必要があるのです。

国産車との違い

当然のことながら、国土、法律、国柄などが違う輸入車と国産車では異なるところがあります。

交換時期

オイル交換時期は車種やメーカーごとに異なりますが、輸入車は国産車と比べて交換のスパンが非常に長いことがあります。

例えば、トヨタ・クラウンの場合、ガソリンエンジンだと15000㎞または12か月、ターボ付きだと5000㎞または6か月となっています。

一方、BMW・3シリーズの場合、初回は20000㎞での交換、それ以降は30000㎞で交換とかなりロングスパンとなっています。

それゆえ、ほとんどの方は1年間交換しなくても大丈夫な場合が多く、1年点検・車検時での交換だけでも十分な場合があります。

交換部品

もちろんオイル交換時に必要となる部品も違います。ドレンボルトに使用するパッキンも国産と形状や材質が異なったり、そもそもドレンボルト自体が樹脂製で再使用不可な車両もあります。

さらに、オイルフィルターや純正オイルの流通量も少ないので、自分で探して購入するハードルがぐんと高くなります。

交換後

またオイルを交換してからも違うことがあります。

最近まで国産車のほとんどは交換したら終わりで、あとは乗るだけの車が多いのですが、早い時期から高性能なコンピューターで細かく制御している輸入車は、一筋縄ではいかないこともあります。

BMWやベンツなどでは、交換後専用の診断機を車に接続し、オイルライフ(交換時期を教えてくれる)をリセットします。ほかには、ハンドルやメーター、ナビ画面などからリセットをする車種もあります。(近年では国産車も)

リセットをしないと、ずっとメーターやナビ画面などに交換の警告が付くことになってしまいます。

結論

複雑なコンピューターの介入していない古い外車なら自分でオイル交換を楽しんでいいと思いますが、近年の車の場合は交換に必要な部品の調達、交換前後の決まった手順など知識がないと難しいことも多いと感じます。

個人的には、1年点検か車検のついでにオイル交換してしまうのが一番いいのではないかと思っております。
少しでも参考にしていただければ幸いです。

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