「自分の部屋で、自分のペースでトレーニングしたい」「ジムに行くのがおっくう、行く時間がもったいない」そんな理由で宅トレを検討してる方
ホームジムを作るにあたって気になるのはやっぱり隣人や家族への騒音、床の傷ですよね。アパートやマンション、二階でのトレーニングとなるとなおさらです。
そんな方々のためにトレーニング強度や器具ごとに必要な床の補強を、宅トレ歴4年の僕の経験をフル活用して紹介していきたいと思います!
本当に補強は必要?
わざわざ床の補強をすることは本当に必要なのか?
結論から入るとたとえ自重だけでも必要だと考えます。
自重や、軽いダンベルとベンチだけの比較的低強度のトレーニングでも必要な理由は主に三つです。
1:防音・・・トレーニング中の足音や、ダンベルの置く音などは薄いマットを敷くだけでもかなり変わってきます。騒音対策には必須です。
2:傷防止:・・・持ち家ならまだしも、賃貸となると傷をつけたことによるトラブルや補修の出費が増えるのは避けたいところです。
3:滑り止め・・・フローリングだけでなく意外と畳も滑りやすく力を込められなかったり、転倒の危険もあります。
これらの理由に加え、ラックを設置し100キロ以上のバーベルを扱うとなると床のへこみや抜けも心配になります。
一般的に木造住宅の床の強度は180㎏/㎡とされています(建築基準法施行令第85条)となっているので圧力を分散させるためにも補強は必要になるでしょう。※賃貸の場合は大家さんなどにホームジム設置の確認をとってくださいね。
補強レベル1
それではさっそく紹介に入ります!まずはレベル1「自重、低重量のダンベルトレーニングメイン」向けの補強です。
この段階では大掛かりな補強は必要ないでしょう。しかし、先ほど書いた理由からトレーニングマットやジョインマットを敷くといいと思います。
トレーニングマットはジョインマットと比べ収納もしやすく部屋にもなじみやすいです。おすすめはこのVALXのトレーニングマット。
クッション性も滑りにくさも高評価がかなり多く、見た目もスタイリッシュでかっこいいですね。
ジョインマットはトレーニングマットより厚手のものが多く、防音性が高かったり、トレーニングや部屋に合わせて面積が変えられるメリットがあります。
おすすめはスポーツブランドであるグロングのジョインマット。信頼できるブランドながら手ごろな価格で購入できるのがうれしいですね。
補強レベル2
お次は、レベル2「3,40キロのダンベルや中重量のバーベルを使うトレーニング」向けの補強です。
ここら辺になるとレベル1の補強では物足りなくなってくると思います。僕自身、寮の二階で計80キロのダンベルを使いトレーニングをしてましたが、トレーニングマット一枚では下までドンドンと音が聞こえてしまっていました。
ということで、この段階でおすすめなのがレベル1より丈夫なジョインマットです!
「じゃあ最初から買えばいいじゃないか」、そう思うかもしれませんが高硬度で防音防振に優れたマットは意外に値が張り手を出しずらいです。
なので最初から買わずに重量や器具のステップアップと同時に買い足すのが無難だと僕は思います。
そこでおすすめはこちら。アイロテックの高硬度ラバーマットです。
多くのトレーニング器具を販売する安心のアイロテック。床抜けの心配がなければこれだけでも十分でしょう。
硬度、厚さともに余裕があり、これなら重いダンベルを置くときも安心しておけますね。
補強レベル3
最後は、レベル3「ハーフラック、パワーラックを設置し100キロ以上のウエイトを扱うトレーニング」向けの補強です。
ここまでくるとラックとバーベルと自分の体重で180㎏はゆうに超えてしまいます。そうなると床の耐久性の面において不安が出てくると思います。
そこでぜひやってみてほしいのが3層構造の補強です!
1層目は床の傷防止、2層目は重量分散、3層目は防音防振の3つです。ここまっでやればアパートやマンションでも安心してトレーニングできると思います。
実際の補強例はこちら
1層目
1層目の傷防止では安いジョインマットや多目的の防音マットで十分でしょう。
ですが薄すぎるとつぶれてしまい傷ついたり音が響く可能性があるので、できれば1センチ以上が好ましいです。
2層目
2層目の圧力分散では、コンパネや合板が有効です。できれば180×90を二枚、もしくは90×90を四枚がいいと思います。
僕はOSB合板を買いましたが、端がぽろぽろ取れてきたので針葉樹合板のようなもののほうがいいと思います。
9ミリあればかなり強度的には十分そうな感じです。それ以上だと結構重く移動するにも一苦労だと思いました。ホムセンで買うのでもいいですが運ぶのが大変だったので、アマゾンで買った方が楽だと思います。
3層目
3層目の防音防振では、レベル2のトレーニング用ジョインマットがおすすめです。
通常のジョインマットだと、重い器具に耐えきれず沈み込んで不安定になることが予想されます。
安全に、そして踏ん張るためにもこのアイロテックのようないいマットを買いましょう。
これらの設置するサイズとしてはコンパネに合わせて約180×180がちょうどいいかと思います。僕もこのサイズでやってますが、この正方形の中で全身のトレーニングが完結してます。
購入するラックの大きさと照らし合わせて、狭ければコンパネ一枚分追加する、なんてのもアリだと思います。
このレベル3の補強で使うマットや合板は大きくホムセンで買っても大変なので、せっかくならアマゾンで一気に買ってしまいましょう。
プライム会員なら通常配送料無料でお急ぎ便も使い放題です。加入がまだならこの機会に是非!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、自分のやろうとしてるトレーニングの強度や、扱う重量に合わせた床の補強を紹介してみました。
重量が増えるとそれだけ補強にお金がかかりますが、床を傷つけたり、床が抜けて高額な修理費を払うより少しのお金と手間をかけて快適にトレーニングをした方がいいですね。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。理想の体を目指して一緒に頑張っていきましょう!
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