タイトルの通り、今回は僕の雪道での事故の経験談です。
僕の二の舞にならないよう、少しでも参考にしていただければと思います。
状況
2月、専門校生だった僕はジムニーに乗って、学校のある秋田の県北から家のある県南まで帰る途中。
時間は夜の6時ころ、ショートカットのために広域農道を走っていた。
農道なので、県道や国道と違い除雪は適当、轍は深く道はガタガタ、2・3回スリップしそうになった道。いたるところにほかの車が滑った跡がある。
アップダウンの激しい道で、僕の事故った場所は下り坂の緩い右カーブ。
原因
一番の原因は、その道を選んだこと。レッカーされて同乗したおっちゃんに「農道通っても時間はあまり変わらない」と言われめちゃめちゃ後悔した。(あとで二つの道を法定速度で走ったらあまり変わらなかった・・・)
冬の雪道は横着せず、多少遠回りでもきちんと除雪された国道などを通るのが吉。
ただ国道を通ったからと言ってその日事故らなかったか、というとそうではないと思う。
2月ということで、ある程度雪道になれ慢心していたのだろう。そしてその日は家の夜飯のカレーが食べたくてちょいと急いでたのもあった。
慢心は本当に怖いものだ。最初は4・50キロで怖がっていたのが、いつの間にか70キロも出して追い越しをするようになるのだから。
ちなみにジムニーは圧雪路に弱いといわれている。ふかふかの新雪ならいざ知らず、
本格4駆オフローダーだからと言ってその特徴を知らないと痛い目を見ることに。
スピンからの
そうして最悪の状態の雪道を、2駆のジムニーで60キロ。
今では考えられない速度でカーブに差し掛かったその時、ちょっとした盛り上がりでリアが滑り出した。
雪道で滑り出したらブレーキじゃどうにもならない。踏まなきゃいけないが、そんな余裕などなく・・・
カウンターを2,3回当てるも制御できず、雪の壁へ吸い込まれて行く。そしてその雪にタイヤが引っかかって横転。
気づいたらハンドルを握ったまま横になってました。とにかくシートベルトを外し、助手席のドアを上に開けて外に脱出。
タイヤが回ってるのに気づきニュートラルにしてエンジンオフ。
一番先に思ったのは、ジムニーを傷つけてしまった後悔。恥ずかしながらひざまずいてごめんと叫ぶほかなかった。
事故後の対応
でもここは家から100キロも離れた僻地、謝ってるだけじゃどうにもならないのでJAFと警察に連絡。
そして電話をかけてたら、後続の車が止まり切れず反対の雪壁に突っ込んでしまった。カーブだったから多分見えなかったんだと思う。
集まった人で脱出させると幸いなことに、ふかふかな雪さんのおかげで後続車の傷はなし。とりあえずホッとした。
警察も到着し交通誘導と聞き取り免許証や自賠責の確認など。
30分後くらいにレッカーも到着。ジムニーを起こしてなんと自走でレッカー車に乗車していく。さすがに「いやーなんともタフな車だなー」なんて思わずにいられない。
ちなみに、先週もこの道でジムニーが転がったらしい。
搬送
起こしてみると損傷は、右クウォーターガラスの粉砕、右サイドミラーの粉砕、そして右ボディーの全体的なへこみ。路面が暑い雪で覆われてたので、思ったよりも軽微な損傷で、ガラスとミラーを直せば乗っててもジムニーなら大丈夫なくらい。
まあ、とにもかくにもジムニーと一緒に僕も乗せてもらって約100キロの帰路につく。
JAFに入ってても100キロならうん万円ととられるが幸いなことに保険で無料に。ちなみに事故を起こしたらJAFより先に保険屋だそうです(これ大事)。
おっちゃんにコーヒーももらって、限界に近づく尿意を我慢しながら飲み干す。頭の中はこれからどうしようか、と尿意のことだけだった。
到着
お世話になってる車屋に到着、ジムニーを下ろしてお礼を言い、気持ちの飲み物と軽食を渡して解散。
家に帰って、わちゃわちゃしてたので結局レトルトのカレーを食べることに。こんなに味のないカレーは初めて食べた。心ここにあらず。
その日は、修理や買い替えなどが頭をめぐりながらも疲れですぐに眠りに落ちた。
後日
保険やから台車を借り、ジムニーは入院。クウォーターパネルとガラス、サイドミラーのみの修理で計10万円。残りは自分で。
まあ、横転したにしちゃ安く済みそうなので良かった。よくないけど。
痛い目見て学んだ今回。痛い目見る前に気を付けるのが一番ですけど、これからは雪道ルールを守って絶対事故らないようにします。
今回はジムニーが守ってくれて体は無傷だったのも不幸中の幸いでした。ありがとうジムニーさん。
ところで、冬によく見る飛ばし屋さんは事故ったことないのでしょうか?それともフィンランド出身?
とにかく皆さんも雪道は十分気を付けて運転してください。事故るより40キロで走る方が早く着きますよ。
タグ