ジムニー乗りの中だけでなく、今やSUVなどでもたくさんの人が履いているオープンカントリーR/T。
その人気は爆発的で、街中でもよく見かけるようになりました。
そんなオープンカントリーR/Tをついに僕も購入しましたので、実際に履いてみての乗り心地などをレビューしていきたいと思います。
オープンカントリーR/Tの特徴
2016年に登場した「トーヨー オープンカントリーR/T」。マッドタイヤのようなワイルドな見た目を実現しながらも、A/Tタイヤの快適性も持ち合わせるというまさに欲しかったタイヤ。
新たにラギットテレーンというジャンルを開拓し、その人気は衰えません。
また、オープンカントリーのホワイトレターは特徴的で、レトロさやスポーティさも演出してくれます。
さらにこのホワイトレターは片面だけなので、反対に履くことで通常のブラックなタイヤで使用することもできます。
とても魅力的なこのタイヤですが、純正のH/Tタイヤをはいてる身からすると走行時の騒音や振動は気になるところ。
タイヤの乗り味などは実際に履いてみないと分からないですが、そんな簡単に買える値段でもない。
ただ今回僕は、ホイールを変えたかったので、ついでに買っちゃえということで思い切って買ってしまったので、参考になればと思いレビューすることにしました。
見た目
まず気になるのは何といっても見た目。僕のようなオフロードを走らないファッションオフローダーはこれが一番大事といっても過言ではありません。
今回は純正の雰囲気を少し残し、2000年代のちょっとしたなつかしさを作りたかったので、ホワイトレターを裏にする、通称裏履きにすることにしました。
ホワイトレターは最近人気が出始めて逆に今風な感じになってしまうと思ったのもあります。
そして実際に装着した様子がこちら
サイズはギリはみ出ない185/85/R16です。これでもうツライチになってます。
JB23の3型で2.5インチアップ、大人しめなカスタムでちょっと前はよく見た感じじゃないでしょうか。
ブラックレターを表にすることですっきりした雰囲気ですが、裏にはホワイトレターがあるので隠れおしゃれ的な。
持ち前のごつごつ感も程よくワイルドに見せてくれてジムニーらしく?なりました。
この見た目だけで買う価値あります。
車高
実は、純正の175/80/R16から履き替えるだけで約15㎜以上もアップしてる車高。
タイヤを並べてみるとそのさも歴然とします。
外から見ても車高がアップしたのがわかりますが、実際に乗り込んでみても目線が高くなったのはわかります。
当然外径も変わり、距離は少なく計測され、スピードメーターも純正とは変わってきます。ただスピードメーターに関しては余裕思って設定されており、このサイズの変化で車検に通らなくなることはないので安心してください。
乗り心地と空気圧
いくらかっこよくても気になるのはここ。とくに長距離でも使う人は気になりますよね。
買う前の印象としては。段差でポンポン跳ねたり、ガツンとショックが来たり、カーブで不安定だったりするんじゃないかと結構不安でした。
ところが乗ってびっくり。予想より全然乗り心地が良かったです。
まあもともと乗り心地の文字なんてないジムニーってのもありますが、ひどく気なるほどでもなかったです。
最初は前後空気圧2.6キロ、ゴムがまだ柔らかいこともありそれだとかなりフワフワと優しい感じ。
ただカーブで流れてしまう感じがあったので前後3キロにしました。
それだと直進性もよく、カーブでもがっちりしてきたのでいい感じです。段差では当然純正より跳ねますが面白いし、体を痛めるほどでもないので許容です。
振動に関しても僕のように鈍感な人間だと違いが分からないレベルです。多分履き替えたワクワク感で振動があっても感じない・・・
ちなみに純正タイヤの重さは約8.4キロ、オープンカントリーの185/85/R16が約13.3キロとのことなので、四本で約20キロ弱の増加。
バネ下重量なので、約200キロの荷物を積んでるのと同じ状態?なのでかなり出だしの重さは感じます。
走行音
マッドタイヤなどではよく走行中のパターンノイズがうるさいといわれますが、これも想像より全然うるさくなかったです。
もとは静かな車だったらコォォォという音が気になると思います、でもジムニーに関しては元からうるさい。
エンジン音に風切り音、多少うるさいタイヤだとしても全く気になりません。
さらに音楽をかけたり、窓を開けたりすればもっと気にならなくなります。騒音に関してはまったくもって許容範囲内だと思います。
燃費
もう一つ気になることといえば燃費じゃないでしょうか。
先に書いた通り重量増加による燃費悪化は避けられません。でもそんなにひどいものかといわれるとそうではないです。
重量の増加とともに外径も大きくなっている、つまり人回転で進む距離が増えるので同じ距離を進むにしてもエンジンの回転数は減ります。
そう考えると、タイヤの空気圧をパンパンにしてエコな運転を心がければ、よくなることはなくてもプラマイゼロ近くまでなります。
僕の2001年登録、3型、17万キロ越え、MT、で燃費は14、15㎞を前後してる感じです。
燃費の面においても、このタイヤを諦めるほどのデメリットのなることはなさそうです。もともとよくない車ですしね。
買ってよかった!
総じてこのオープンカントリー、買ってよかったかと聞かれれば間違いなく良かったと答えます。
あのワイルドな見た目のままここまで快適に作ってくれたトーヨーさん流石です。
JB23に限らず、JB64でも車検に通る範囲で最大の大きさでタイヤを変えるだけで雰囲気はまったく変わり、さらに自分の車が好きになります。
もし乗り心地や燃費などでオープンカントリーを買うのを渋ってる人がいれば、これは買いタイヤです。
自分の車やあわせたいホイールなど、完成をイメージして自分の車を理想に近づけましょう!
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